リンゴ酸ジイソステアリル(コスモール222)とは?
リンゴ酸ジイソステアリル(コスモール222)は主としてリンゴ酸とイソステアリルアルコールからなるジエステルであり、分子内に水酸基を持つ高極性油剤です。ヒマシ油と似た粘度を持ちますが、ヒマシ油よりも酸化安定性に優れ、炭化水素油やシリコーン油との相溶性にも優れます。コスモール222は世界中で使用実績があり、さまざまな化粧品に配合されています。
オリジナル原料
メイクアップ化粧品の基剤として、
数多くの化粧品に配合される
「リンゴ酸ジイソステアリル」。
実は、日清オイリオが開発した
オリジナル原料です。

ロングセラー商品
1973年に発売され、50年以上も
世界中からご愛顧されている
ロングセラー商品です。

優れた機能性
適度な粘度を有し、顔料分散性に優れ、基材油として多くのメイクアップ化粧品への配合実績があります。最近では、スキンケア化粧品への採用も多くなっています。
リンゴ酸ジイソステアリル配合の化粧品
以下に示すのは全世界でリンゴ酸ジイソステアリルの使用されている製品数の割合です。
リップカラーやアイシャドウを中心にメイクアップに多く採用されていることがわかります。最近ではスキンケア製品への採用も増えてきました。
参考:Mintel(2021年1月-2023年12月_リンゴ酸ジイソステアリル配合化粧品:9965品)
リンゴ酸ジイソステアリル(コスモール222)の機能
コスモール222にはどのような機能があるのかご説明いたします。高粘度の油剤:リップ製品などのメイクアップ化粧品に適した粘度(参考値:5,100mPa・s (20℃))です。
密着性:密着性に優れ、化粧品の化粧持続性(ロングラスティング性)を向上させます。
相溶性:シリコーン油、ワックスなど様々な油剤との相溶性にも優れ、処方の幅が広がります。
顔料分散性:顔料の分散性に優れており、ムラがなく、均一な仕上がりになります。
▼詳細なデータや資料のダウンロードは製品詳細ページへ!
高極性油剤
リンゴ酸ジイソステアリル(コスモール222)のまとめ
メイクアップ化粧品のベース油剤として世界中で使用されているコスモール222は様々な機能があり、最近の知見では、スキンケア用途やクレンジング用途においても高い機能を発揮することもわかっています。このコラムを通して、コスモール222(リンゴ酸ジイソステアリル)への理解を深め、原料選定にお役立ていただければ幸いです。
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